旅してトボトボ

monpeiが過ぎ去っていく日々をなんとかとどめるための録

昨日は古墳ツアー

朝は雨がパラパラしていたが、午後からは雲ひとつない快晴となった。
こんな春の晴れた日に建物の中にいるというのはとても愚かなことかもしれない。菜の花としだれ桜は見事だった。そわそわする春の気持ちにはふわふわ外を歩くのがぴったりだ。


1、王塚古墳 川原古墳 竹原古墳
国の特別史跡第一号に認定されるような大変に重要な古墳が福岡県にあったことに驚いた。
と同時に、どうして自分は全くそのことを知らず、周りの人も知らなかったのだろうと思った。少なくとも学校で習った記憶はない。
特別史跡とは、どうやら、天然記念物や国宝のようなレベルの物らしい。
そして、名もなかった頃から特別史跡に到るまでこの古墳を命がけで守った人がいたのである。
http://chikuhou30.net/images/award/1990-01.jpg
守るということはそういうことなのか、と古墳館で流れていたビデオをみながらなんとなく思った。
けれど、誰かの努力にも関わらず、もしくは誰にも守られることなく消えていった物たちはもっとたくさんあったのだろう。

古墳の内容も圧巻であった。絵にどんな意味があるのかなんてよくわからないけど、古墳のレプリカをみて単純にきれいだと感じた。不器用な僕としてはカラフルできれいな絵を描いていた人たちはそれだけで尊敬に値する。次こそは時間切れで見られなかった謎怪獣もみたいところである。

2、映画「玄牝
途中からしか見られなかったが、観終わって最初に思ったことは「人間ってそんなにたくさん泣くかな」ということである。吉村医院にきていた妊婦さん達は「つらい過去の経験を振り切って吉村医院で良い出産をする」という自分を演じていたように僕にはうつった。もちろん本人達は演じている気はないだろうし、実際つらいこともあったのだろう。だけど、自分で「つらい思い出」をわざわざ脚色しながら反芻しているように僕には思えた。だからあんなに臆面もなく泣けるのだと思う。誰だって「〜な自分」を演じることはあるだろうけれど、演じている自分に気づいていないように見えるところに、彼女らの危うさを感じた。映画は、吉村さんと、その娘や職員との葛藤にも焦点があたっているようだったが、その分妊婦さん達の違和感が際立って見えた。監督にどういう意図があったのかはわからないけど。
映画の完成度としては、結局どうなったのかよくわからないストーリーがいくつかあった。そういえば、彼女の前の作品「殯の森」も最後どうなったのかよくわからなかったような…。そういうものとして観たほうがいいのだろうか。
写真は途中の木屋瀬にて。

3、酒蔵
古墳めぐりを終え、しだれ桜を観に行く途中、古くてでっかい酒蔵を発見。家の方にお話しをきくと、10年ほど前までは営業しており、今は廃業したとのこと。400年近く前からやっていたのだとか。そんなに長く続いたものがこんなに簡単に人知れず消えてもいいのだろうか。あの古墳だって人知れず消えようとしていたのだ。

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